用語集
VMware vCenter Server®とは
「VMware vCenter Server®」はVMware社のソフトウェア製品のブランドの一つであり、同社のサーバー仮想化ソフトウェア「VMware vSphere®」環境を統合管理するプラットフォームを提供します。その特長を見ていきましょう。
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VMware vCenter Server®は「仮想化基盤を統合管理するコアサービス」
VMware vCenter Server® は、VMware社が提供しているVMware vSphere®を使った仮想化インフラのライセンス・機能の有効化や、リソース管理などを行う統合管理プラットフォームです。
1台の物理サーバーにインストールして使えるほか、仮想マシン(以降VM)にインストールして使用することも可能です。VMware vCenter Server®を利用し、管理を一元化することにより、効率的なVMのデプロイやタスク・ログの管理が行えます。また、VMware vCenter Server®のオプション機能である「vMotion」や「HA」「DRS」などを有効にするのにも欠かせず、VMware vSphere®の各エディションや「VMware vCenter Family」と組み合わせ、さまざまな自動化・冗長化の機能が利用できます。
なお、VMware vCenter Server®は、Windows Server向けに提供されていますが、Linux環境向けにVMware vCenter Server®の機能をパッケージした「VMware vCenter Server® Appliance™」も用意されています。
VMware vCenter Server®の特長・メリット
VMware vCenter Server®は複数のVMをグループで管理し、電源のオン・オフやリソース配分の設定、IPアドレスの割当ポリシーなどを一括で設定。情報はVMに保存され、インポートやエクスポートによる移行作業の負担を軽減します。
なお、VMware vCenter Server® 7.0では、1台で最大2,500台のホストと4万台の電源オンの仮想マシンを管理することが可能です。
また「VMware ESXi™」とVMが使うCPUやメモリ、ネットワーク帯域などのリソースをGUIで管理。ストレージ使用率やストレージへのアクセス、サービスごとのCPU使用率なども管理できるほか、VMのリソース使用率やOSの状態、vMotionの実行状況などをチェックし、一定以上のリソースが使われた場合やエラーが起きたときにアラームで通知してくれます。