Fujitsu Cloud Direct当社が提供するサービスを法人のお客様へ直接販売するサイトです。

用語集

HCX（VMware HCX）とは

2022年4月27日

HCX（VMware HCX）とは、「VMware vSphere®ベースのオンプレミス環境とVMware vSphere®ベースのクラウド間をシームレスに接続し、相互運用やアプリケーション・モビリティを実現する技術」のことで、L2延伸機能やデータレプリケーション機能などにより、仮想マシンのクラウド移行を無停止で行うことが可能です。

本記事をご覧いただいた方向けに、おすすめの記事をまとめました。こちらもあわせてご確認ください。

まとめ記事

【まとめ】クラウド基礎～仮想化の仕組みからクラウドのメリット、移行方法までをまとめました～

2021年10月20日

HCX（VMware HCX）は、オンプレミスからクラウドへの移行を加速するソリューション

ハイブリッドクラウドを構築する際、オンプレミスとクラウド間におけるアプリケーションのポータビリティやローカルネットワークと広域ネットワークなどが混在することによる、複雑なネットワーク構成が課題となります。HCX（VMware HCX）は、これらを解決するために開発されました。

HCXの特長は、従来から提供されていたネットワーク仮想化製品「VMware NSX®」と同様にアプリケーションのIPアドレス構成を保持したまま、オンプレミスのデータセンターからVMware vSphere®ベースのクラウド事業者のデータセンター、複数のVMware vSphere®ベースのクラウド事業者のデータセンター間などにおいて、ダウンタイムなしで仮想マシンの移行が可能な点です。

また、WAN最適化や暗号化、プライベートネットワークとパブリックネットワーク間の負荷分散といった機能を利用することができます。

そして、HCXの最大のメリットは、VMware vSphere®のバージョンの違いを気にする必要がないことです。旧バージョンのVMware vSphere®をオンプレミスで運用していても最新版との差分を吸収してくれるため、移行のハードルが極めて低くなり、ハイブリッドクラウドの構築やクラウドへの移行を簡単に行うことが可能となります。

関連記事