キオスク端末とは、一般的に特定の用途に限定し不特定多数の人が操作する専用端末のことを指します。近年、キオスク端末を飲食店や小売店といった店舗で目にすることが増えてきました。例えば飲食店でのタッチパネル式メニュー選択注文端末や、スポーツクラブ等のサービス案内端末、小売店の決済端末などがあります。店舗によっては普通のタブレットをキオスク端末として活用している場合もあります。そのメリットデメリットと管理について解説します。また資料では、その管理を実現した導入事例をご紹介しています。
資料のダウンロードにあたり、簡単な登録が必要です。
店舗でキオスク端末を活用することには、様々なメリットがあります。例えば以下のようなものが挙げられます。
普通のタブレットをキオスク端末として活用している場合、手軽に導入できる反面デメリットもあります。
複数店舗がある場合、端末を正しく使用しているか、業務アプリケーションの更新が適切に行えているかなど、端末状態を把握するために実機を確認して回る必要があります。
不要なアプリケーションをインストールするなど、不正利用される可能性もあります。不特定多数の人が操作できる端末では、操作ミスによる不具合や情報漏洩を起こす可能性もあります。
端末自体がインターネットに接続できるため、悪質なサイトへアクセスしたことがきっかけでウイルス感染し、外部攻撃を受けるリスクがあります。
上記のようなデメリットは、「MDM(Mobile Device Management)」サービスや「EMM(Enterprise Mobility Management)」サービスで解決できることがあります。
MDMとはタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末のデバイス情報管理や紛失盗難対策などを行えるサービスのことで、EMMとはMDMの機能に加え、アプリケーション管理(MAM)や、ドキュメントファイルなどのコンテンツ管理(MCM)も可能なサービスです。MDMサービスとして販売されているものでも、実態はEMMサービスであることが多いです。
MDM/EMMサービスで具体的には以下のような管理を行うことができます。
アプリケーションを対象端末へ一括配信することができます。店舗スタッフの手を煩わせることなく、業務アプリケーションの状態を常に最新に保つことができます。
設定情報を全端末に配布、一元管理することで一律に保つことができます。従業員や来店顧客がうっかり設定変更してしまうことを防ぐことができます。
ほとんどの制御は遠隔から行うことができます。メンテナンスのための端末回収や、設置場所の訪問といった手間、それにかかるコストが削減できます。
不要なアプリケーションや情報漏洩につながる機能などを使えないように制限することができます。端末を個人的な目的で不正に使うことを防ぐことができます。
来店顧客など不特定多数の人が操作する端末を、目的の専用アプリケーションのみ起動するよう制限できます。うっかり無関係のアプリケーションを起動してしまうなど、予期しない操作による情報漏洩や、来店顧客の目的が達成されない事態を防ぐことができます。
インターネット接続する端末は、URLフィルタリングで業務と無関係なサイトへのアクセスを防ぐことで、ウイルス感染のリスクを減らすことができます。万一ウイルス感染してしまった時に備えてウイルス対策ソフトの導入もおすすめです。
富士通のEMMサービス「FENCE-Mobile RemoteManager」では、キオスク端末の一元管理を実現した導入事例がございます。実際の事例をご紹介する資料は以下の資料ダウンロードボタンからダウンロードできます。キオスク端末の管理方法を検討されている方は、ぜひご覧ください。
資料のダウンロードにあたり、簡単な登録が必要です。